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管理栄養士国家試験問題を徹底解説します
by kanri-kokushi
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臨床栄養学

25(追加)-150 重症熱傷患者の栄養必要量に関する記述である。正しいのはどれか。

1)たんぱく質必要量が減少する。
2)脂肪エネルギー比率は、50%とする。
3)糖質エネルギー比率は、40%とする。
4)活動係数は、ベッド上安静時では1.5とする。
5)エネルギー必要量が増大する。

1)× 障害を受けた組織を修復するために、たんぱく質必要量は増加する。一般に、1.53.0//日とし、たんぱく質エネルギー比率を20%程度とする。

2)× 脂肪エネルギー比率は、2030%とする。回復にために十分なエネルギーを供給することが目的であり、特に高脂肪食にしなければならない理由はない。

3)× 糖質エネルギー比率は、5060%とする。回復にために十分なエネルギーを供給することが目的であり、特に低糖質食にしなければならない理由はない。必要以上の高糖質食は、高血糖をきたす可能性があるので、糖質と脂肪を適切に配分することが大事である。

4)× 活動係数は、ベッド上安静で1.01.2とする。ちなみに、重症熱傷患者のストレス係数は、1.852.05である。(病態栄養専門士のための病態栄養ガイドブック改訂第3版)ただし、エネルギー消費量は、基礎代謝量(BEE)の2倍で頭打ちになるので、実際は、BEE2倍程度を上限として設定する。

5)○ 障害を受けた組織を修復するため、消費エネルギー量は増加する。増加したエネルギー需要をまかなうために、代謝は異化に傾く。よって、重症熱傷の食事の原則は、高エネルギー、高たんぱく食である。

正解(5


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# by kanri-kokushi | 2014-12-16 18:24 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-149 重症熱傷に関する記述である。誤っているのはどれか。

1)炎症反応は局所にとどまる。
2)血中たんぱく質は血管外へ漏出する。
3)循環血液量低下によるショックを起こす。
4)循環血液量増加による肺水腫を起こす。
5)熱傷部からの水分の消失が亢進する。

1)× 炎症反応は、全身に広がる。重症熱傷では、炎症性サイトカインの誘導が亢進して、受傷部位だけでなく全身性に炎症反応が起こる。これを全身性炎症性反応症候群(systemic inflammatory response syndrome, SIRS)という。SIRSの診断基準は、①体温38℃以上あるいは36℃以下、②心拍数90/分以上、③呼吸数20/分以上あるいは動脈血二酸化炭素分圧32mmHg以下、④白血球数12,000/mm2以上あるいは4,000以下あるいは未熟顆粒球10%以上、の4項目うち2項目以上を満たすものである。その他、サイトカインの作用による血管拡張のため末梢血管抵抗が低下する、血圧が低下する、初期は、心拍出量が増加するが、末期は低下し、末梢循環不全となる、肝機能が低下する、尿量が減少する、多臓器不全となる、ショックとなる、などの症状が出現する。SIRS時の代謝の特徴は、エネルギー消費量の増大、たんぱく質の異化の亢進、耐糖能の低下である。

2)○ 炎症反応により、毛細血管の血管透過性が亢進するので、血中たんぱく質は血管外へ漏出する。

3)○ 炎症反応による血管の拡張、毛細血管の血管透過性亢進による漏出の増加により、循環血液量が減少し、ショックを引き起こす。

4)○ 重症熱傷の急性期は、SIRSにより、循環血液中の水分は間質に移動するので、循環血液量低下によるショックが出現する。その後、全身の炎症が治まってくると間質に移動していた水分が循環血液中に戻ってくるが、この時、腎機能の低下が十分に回復していないと水分の排泄が不十分になり、循環血液量が増加する。この時、心臓の機能が十分に回復していないと心臓に帰ってきた血液を動脈から十分に送りさせない状況が出現する。その結果、静脈のうっ血が出現する。全身の静脈にうっ血が出現するのがうっ血性心不全(右心不全)であり、肺静脈にうっ血が出現するのが左心不全である。肺のうっ血が高度になり、毛細血管から漏れ出した水分が肺胞内にたまった状態が肺水腫である。

5)○ 正常な皮膚の構造が障害されているので、分泌や受傷部からの水分の蒸発により、水分の体外への喪失が亢進する。

正解(1


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# by kanri-kokushi | 2014-12-16 17:50 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-148 胃切除後症候群に伴う病態である。誤っているのはどれか。

1)小胃症状
2)ダンピング症候群
3)低血糖症状
4)逆流性食道炎
5)再生不良性貧血

1)○ 胃を切除しているので、胃の体積は小さくなっている。そのため、少量の食事の摂取で満腹感、腹満感などが出現する。その他、腹痛、胃もたれ、悪心、嘔吐などの症状が出現する。

2)○ ダンピング症候群は、食物を胃の中に蓄えておくことができず、急速に小腸内に流入することによって出現する。食後1030分後に出現するものを早期ダンピング症候群といい、食物が直接空腸に流入し、高浸透圧刺激と急激な拡張刺激によって、神経内分泌反応を引き起こす。腹部症状として、腹痛、悪心、嘔吐、腹鳴、下痢などが出現する。全身症状としては、動悸、発汗、冷や汗、めまい、呼吸困難、失神などが出現する。

3)○ 食後90分~3時間後に出現するものを晩期(後期)ダンピング症候群という。糖質の急速な吸収による高血糖(1時間以内)と、その後のインスリン過剰分泌による反応性低血糖が原因である。脱力感、めまい、冷や汗、動悸、手の震え、意識障害など低血糖症状が出現し、3040分持続する。

4)○ 食道下部には、胃液の逆流を防ぐ下部食道括約筋があるが、胃切除により下部食道括約筋の機能が障害されると胃液や胆汁、膵液が食道に逆流して食道炎を起こす。

5)× 胃切除後に起こる貧血は、鉄欠乏性貧血および悪性貧血である。胃切除後の栄養障害を後期症候群という。胃切除による胃酸不足は、セクレチンの分泌低下、膵液分泌低下の原因となり、消化・吸収障害をもたらす。Fe3からFe2への変換が低下するため、鉄の可溶性が低下して、鉄の吸収が低下するために鉄欠乏性貧血が出現する。Fe3は、中性では難溶性である。酸性で溶解し、Fe2+(中性で可溶性)に還元されて、十二指腸で吸収される。胃酸不足では、Caの溶解性も低下するので、吸収障害が起こり、骨粗鬆症や骨軟化症の原因となる。脂肪の消化吸収障害のために、ビタミンDの吸収が障害され、これも骨粗鬆症や骨軟化症の原因となる。胃腺の壁細胞から分泌されるキャッスル内因子の不足により、ビタミンB12の吸収障害が起こり、悪性貧血(巨赤芽球性貧血)が出現する。ビタミンB12は肝臓に36年分貯蔵されているので、術後数年して出現する。

正解(5


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# by kanri-kokushi | 2014-12-16 17:12 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-147 手術前後の栄養状態に関する記述である。正しいのはどれか。

1)手術前の低栄養状態は、手術後の感染症の発生率を低下させる。
2)手術前の低栄養状態は、手術後の栄養状態に影響を与えない。
3)手術により異化が亢進する。
4)手術により糖新生は低下する。
5)手術により尿素産生は低下する。

1)× 低栄養は、免疫能を低下させるので、手術後の感染症の発生率を増加させる。また、低栄養による創傷治癒の遅れも、感染症の発生率を増加させる。

2)× 手術前の低栄養状態は、手術後の栄養状態に影響を与える。手術後は、手術による侵襲から回復するために、より多くのエネルギーと栄養素を必要とする。低栄養状態は、体内にストックされているエネルギーと栄養素に余裕がない状態なので、手術後、必要なエネルギーと栄養素が不足する可能性がある。よって、手術前に可能な限り栄養状態を改善し、手術後は適切な栄養補給を行うことが不可欠である。

3)○ 手術後の侵襲期の代謝は、時間とともに変化する。まず、受傷後数時間の干潮期(ebb phase)では、エネルギー消費量が低下する。手術直後は、侵襲によって体液減少性ショックを起こす。心拍出量の低下や血圧低下から生体のホメオスタシスを守るために、代謝による熱産生が低下し、エネルギー消費量も低下する。干潮期に続く数日間の満潮期(flow phase)では、エネルギー消費量が増加する。侵襲後の生体防御能を高めるための神経内分泌反応が起こるので、それに必要なエネルギーと窒素源の供給が必要になる。干潮期と満潮期を合わせて、異化期(catabolic phase)と呼ぶ。その後、異化期から同化期に転換する時期を転換期という。転換期に続く数週間の同化期(anabolic phase)に、エネルギー消費量は正常化する。さらに、同化期に続く数か月の脂肪蓄積期では、エネルギーの蓄積が行われる。

4)× 手術により、糖新生は亢進する。異化期には、アドレナリン、コルチゾール、グルカゴンなどのcounter regulatory hormoneの分泌が増加するため、糖新生が亢進し、インスリン抵抗性が起こる。その結果、糖質の利用障害により、高血糖になる。これを、外科的糖尿病(surgical diabetes)という。損傷を受けた組織は低酸素状態になるため、嫌気的解糖が進み、乳酸の産生が増加する。

5)× 手術により、尿素産生は亢進する。たんぱく質の異化は、主に骨格筋で起る。筋肉に多く含まれる分岐鎖アミノ酸は、エネルギー源として利用される。この時、アミノ酸のアミノ基に由来する有害なアンモニアは、肝臓の尿素回路で処理され、無害なアンモニアに変換され、尿中に排泄される。

正解(3


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# by kanri-kokushi | 2014-12-16 16:51 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-146 がんの化学療法施行時の栄養に関する副作用である。誤っているのはどれか。

1)口内炎
2)嘔吐
3)下痢
4)便秘
5)食欲亢進

1)○ 抗癌剤の作用機序として、細胞分裂の障害がある。その作用は、癌細胞だけでなく、分裂・増殖が盛んな組織の正常細胞にも影響する。そのため副作用として、口内炎はじめ口腔粘膜の炎症が出現する頻度は高い。その原因は、抗癌剤による粘膜上皮細胞の障害と白血球減少による免疫能の低下が考えられる。舌の粘膜が障害されると味蕾が破壊されるために味覚障害が出現する。また、鼻粘膜が障害されると嗅覚障害が出現する。

2)○ 化学療法施行中の嘔吐の原因は、抗癌剤による延髄の嘔吐中枢の刺激によるものと、抗癌剤による胃腸粘膜の障害によるものがある。

3)○ 抗癌剤による下痢には、急性のものと慢性のものがある。急性下痢は、コリン作動性の作用を有する抗癌剤による消化管の運動亢進である。慢性下痢は、腸管の粘膜障害によって起こる。

4)○ 抗癌剤の中には、腸管運動を支配する自律神経を障害するものがあり、腸管運動の低下により便秘を起こすことがある。

5)× 食欲は低下する。抗癌剤による治療を受けているという精神的抑圧、抗癌剤の副作用である口腔粘膜障害、味覚異常、嗅覚異常、悪心嘔吐などはすべて食欲を低下させる。

正解(5


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# by kanri-kokushi | 2014-12-16 16:26 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-145 アレルギー反応に関する記述である。正しいのはどれか。

1)即時型(Ⅰ型)アレルギーには、レアギンが関与している。
2)細胞障害型(Ⅱ型)アレルギーによりアナフィラキシーショックがおこる。
3)免疫複合体型(Ⅲ型)アレルギーによりアレルギー性鼻炎がおこる。
4)遅延型(Ⅳ型)アレルギーにより気管支喘息がおこる。
5)移植臓器に関する拒絶反応は、液性免疫反応によりおこる。

1)○ 「レアギン(reagin)」とは、反応物質という意味である。過敏症の人の血清を正常人の皮内に注射することにより、過敏症を伝達できることから、血清中に含まれる過敏症を起こす物質を「レアギン」と名付けた。後に、免疫学者である石坂博士が、レアギンの正体はIgEであることを発見した。

2)× アナフィラキシーショックは、IgEによって引き起こされる即時型(Ⅰ型)アレルギーである。細胞障害型(Ⅱ型)アレルギーは、細胞や組織に対する自己抗体産生に補体が関与して細胞障害を起こす。自己免疫性溶血性貧血、1型糖尿病(ウイルス感染、食餌抗原)などが代表例である。

3)× アレルギー性鼻炎は、IgEによって引き起こされる即時型(Ⅰ型)アレルギーである。免疫複合体型(Ⅲ型)アレルギーは、アルサス(Arthus)型反応とも呼ばれ、抗原-抗体複合体(免疫複合体)が組織傷害を引き起こす。血清病、糸球体腎炎、膠原病などが代表例である。

4)× 気管支喘息は、IgEによって引き起こされる即時型(Ⅰ型)アレルギーである。遅延型(Ⅳ型)アレルギーは、ツベルクリン(tuberculin)型反応(遅延型過敏症)とも呼ばれ、細胞傷害性T細胞による細胞性免疫である。よって、血清により受身移入はできない。食物アレルギー、ウイルス脳炎、ウイルス肝炎、接触性皮膚炎、1型糖尿病、膠原病などが代表例である。

5)× 移植臓器に対する拒絶反応は、細胞性免疫反応である。

正解(1


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# by kanri-kokushi | 2014-12-15 16:28 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback(1) | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-144 免疫についての組合せである。誤っているのはどれか。

1)先天性免疫 - ヒト白血球型抗原(HLA
2)後天性免疫 - 水痘感染による抗体
3)能動免疫 - C型肝炎ウイルス抗体
4)液性免疫 - Bリンパ球
5)細胞性免疫 - Tリンパ球

1)○ 先天性免疫とは、生まれつき備わっている非特異的な生体防御機構のことである。自然免疫ともいう。マクロファージ、好中球、NK細胞(natural killer cell)などが、その主役である。NK細胞は、細胞傷害作用を有するリンパ球の一種で、主に腫瘍細胞やウイルス感染細胞を攻撃する。ヒト白血球型抗原(human leukocyte antigen, HLA)とは、白血球に発現する抗原のことであるが、現在では白血球だけに発現しているのではなく、ヒトの主要組織適合性複合体(major histocompatibility complex, MHC)として、ほとんど全ての細胞表面に発現していることがわかっている。MHCは、自己・非自己を認識する分子で、後天性免疫に重要であるが、NK細胞の表面にも発現していることがわかっているので、これを×にすることはできない。

2)○ 水痘感染など、初めての感染では抗体がないために発症するが、感染により抗体ができると二度とその病気にかからないことを後天性免疫という。ワクチンが病気の予防に有効な理由は、後天性免疫の仕組みを利用して、ある特定の病原体に対する抗体を産生するからである。

3)○ 能動免疫とは、体内に侵入した異物に対して、その個体の免疫機能により抗体を産生することを言う。ヒトは、C型肝炎ウイルスに感染すると、それに対する抗体を能動的に産生することができる。能動免疫により抗体を産生した人の血清を、抗体を持たない人に投与することよって起こす免疫を、受動免疫という。

4)○ 抗体による免疫を液性免疫という。抗体は、B細胞が分化した形質細胞が産生する。体内に異物が侵入すると、まず樹状細胞やマクロファージが異物を貪食する。樹状細胞やマクロファージはリンパの流れにのって、リンパ節に移動する。リンパ節でヘルパーT細胞に抗原提示して、ヘルパーT細胞を活性化する。活性化したヘルパーT細胞は、種々のサイトカイン(cytokines)を分泌する。抗原刺激を受けたB細胞は、ヘルパーT細胞が分泌したサイトカインの作用により増殖し、抗体産生細胞である形質細胞に分化する。産生された抗体は、抗原抗体反応などにより、異物を排除する。はじめて異物が侵入したときは、まずB細胞はIgMを分泌する形質細胞に分化し、少し遅れてIgGを分泌する形質細胞が増加する。これを一次免疫応答という。一次応答を起こしたT細胞とB細胞の一部はメモリー細胞として長く体内に残る。異物が再び侵入したときは、メモリー細胞が迅速かつ強力に反応してIgGを産生する形質細胞が増加する。これを二次免疫応答という。

5)○ 細胞性免疫は、細胞傷害性T細胞(キラーT細胞killer T cell)による免疫である。液性免疫と同様に抗原提示を受けたヘルパーT細胞が分泌するサイトカインによって活性化された細胞傷害性T細胞が、ウイルス感染細胞などを攻撃して破壊する。

正解なし(すべて正しい)


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# by kanri-kokushi | 2014-12-15 16:06 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-143 生体での鉄動態に関する記述である。正しいのはどれか。

12価鉄(Fe2+)は、3価鉄(Fe3+)より吸収されやすい。
2)食事中の鉄は、約50%が吸収される。
3)フェリチンは、血中で鉄を運ぶ。
4)トランスフェリンは、鉄を貯蔵しておく。
5)貯蔵鉄が少ないと、鉄吸収率は低下する。

1)○ 2価鉄(Fe2+)は、3価鉄(Fe3+)に比べて、可溶性であるので吸収されやすい。非ヘム鉄(野菜など)は、3価鉄(Fe3+)である。遊離の鉄イオンは、pH7.0では不溶性となり吸収されない。3価鉄(Fe3+)は、胃酸によりイオン化され、3価鉄(Fe3+)から2価鉄(Fe2+)に還元される。2価鉄(Fe2+)は、ビタミンC、糖質、アミノ酸と結合して可溶性維持しつつ十二指腸に運ばれて吸収される。ビタミンCは、鉄の還元と鉄イオンの可溶性維持により、鉄の吸収を促進する。肉などに含まれるヘム鉄(3価鉄(Fe3+))は、そのままの形で吸収されるので、吸収率がよい。

2)× 食事中の鉄(1020mg/day)の、約10%(12mg/day)が吸収される。

3)× フェリチンは、鉄と結合して、肝、脾、骨髄などに鉄を貯蔵するたんぱく質である。血清フェリチンは、その一部が血液中に流出したもので、貯蔵鉄量を反映している。

4)× トランスフェリンは、鉄と結合して、血液中を運ぶ、輸送タンパク質である。通常,血清鉄は、トランスフェリンの鉄結合部位の約3分の1を占めている。鉄欠乏性貧血では、血清鉄が低下し、総鉄結合能(TIBC)と不飽和鉄結合能(UIBC)が上昇する。TIBCは、トランスフェリンが結合できる鉄の総量である。UIBCは、TIBCから血清鉄を引いて求める。

5)× 貯蔵鉄が少なくなると、鉄を補充するために鉄吸収が亢進する。貯蔵鉄が少なくなると、トランスフェリンが増加する。トランスフェリンは、小腸での鉄の吸収を促進する。体内の鉄(35)の6070%は、ヘモグロビン鉄として赤血球と骨髄赤芽球に存在している。貯蔵鉄(2530%)は、フェリチンやヘモジデリンと結合して、肝、脾、骨髄に貯蔵されている。組織鉄(34%)は、筋肉内のミオグロビン鉄、皮膚、粘膜などの組織に存在している。血清鉄(0.1%)は、トランスフェリンと結合して血中に存在している。

正解(1


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# by kanri-kokushi | 2014-12-15 15:08 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-142 貧血に関する記述である。正しいのはどれか。

1)鉄欠乏性貧血は、大球性高色素性である。
2)胃潰瘍による貧血では、便中のビリベルジンが増加している。
3)溶血性貧血では、直接ビリルビンの増加による黄疸がみられる。
4)溶血性貧血の骨髄は、過形成である。
5)再生不良性貧血は、血小板数が増加する。

1)× 鉄欠乏性貧血は、小球性正色素性貧血である。貧血の検査には、赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリットの3つがある。この3つの数字を使って、平均赤血球容積(mean corpuscular volume,MCV)、平均赤血球ヘモグロビン量(mean corpuscular hemoglobin, MCH)、平均赤血球ヘモグロビン濃度(mean corpuscular hemoglobin concentration, MCHC)を計算することができる。貧血かどうかは、酸素を運ぶ能力で判定するので、ヘモグロビン濃度で判定する。貧血の原因には、鉄欠乏によるヘモグロビンの合成障害、ビタミンB12欠乏によるDNAの合成障害、血液幹細胞の以上による造血障害などがある。鉄欠乏性貧血は、赤血球数は比較的保たれているが、一つひとつの赤血球に含まれるヘモグロビン量が減少するので、小球性低色素性貧血になる。

2)× 出血を伴う胃潰瘍では、タール便の排泄が特徴である。胃潰瘍では、慢性的な出血により便中への鉄喪失が増加するため、鉄欠乏性貧血をきたす。ビリベルジンは、体内でヘムが分解される過程で、鉄が取れた後、ポルフィリン環が開いてビリルビンができるまでの中間体である。よって、赤血球の破壊が亢進し、かつ脾臓や肝臓でのビリルビン代謝が低下している状態では、便中への排泄が増加する可能性がある。ビリベルジンは緑色の色素なので、便が緑色になる。

3)× 溶血性貧血では、血中間接ビリルビン濃度が上昇する。溶血性貧血では、赤血球の破壊が亢進する。脾臓でのヘムの分解増加により、不溶性の非抱合型ビリルビン(間接ビリルビン)の産生が増加する。肝臓は、非抱合型ビリルビンをグルクロン酸縫合により可溶性の抱合型ビリルビン(直接ビリルビン)を生成する。赤血球の破壊が、肝臓の処理能力を超えると血中の非抱合型ビリルビン濃度が上昇する。ビリルビンは、ジアゾ試薬による発色で測定される。血清にジアゾ試薬だけを加えて測定されるものを、直接(抱合型)ビリルビンという。反応促進剤の存在下で血清にジアゾ試薬加えて測定されたものを総ビリルビンという。間接(非抱合型)ビリルビンは、総ビリルビンから直接ビリルビンを引いて求める。つまり、ジアゾ試薬は抱合型ビリルビンと直接反応できるので直接ビリルビンという。非抱合型ビリルビンは反応促進剤によって抱合型ビリルビンに変換しなければ反応できないので、間接ビリルビンという。

4)○ 溶血性貧血では、赤血球の破壊が亢進しているので、それを補うために骨髄での赤血球産生は亢進し、過形成となる。過形成とは、ある臓器を構成する細胞一つひとつの大きさは変わらないが、細胞の増殖により細胞数が増加して臓器の体積が増大することをいう。

5)× 再生不良性貧血は、造血幹細胞の移譲による貧血である。赤血球だけでなく、白血球、血小板の産生を低下するので、白血球数、血小板数は減少する。

正解(4


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# by kanri-kokushi | 2014-12-15 14:43 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-141 慢性腎臓病(CKD)のステージ5(腎不全期)に関する記述である。正しいのはどれか。

1)エネルギー摂取量は、120kcal/㎏標準体重である。
2)たんぱく質摂取量は、11.5g/kg標準体重である。
3)食塩摂取量は、112gである。
4)推算糸球体濾過量(eGFR)は、15//1.73m2未満である。
5)痛風腎は、原因として最も多い。

1)× 腎臓病では、たんぱく質の利用効率を上げて、異化を抑制するため(エネルギーによるたんぱく質節約効果)高エネルギー食とする。以前は、35 kcal/㎏標準体重/日が推奨されていたが、現在のガイドラインでは、エネルギー必要量は健常人と同程度とし、「日本人の食事摂取基準」に準じて2535 kcal/㎏標準体重/日に設定されている。120 kcal//日では、体重60㎏の人で、1200 kcal/日になるので、常識で考えてもエネルギー不足は明らかである。

2)× たんぱく質摂取量は、0.60.8/㎏標準体重/日に制限する。腎臓病でたんぱく質を制限する理由は、窒素代謝産物産生を抑制するためである。また、高たんぱく食は、①糸球体の輸入動脈を拡張させ、糸球体内圧を上昇させる、②腎血流量、糸球体濾過量を増加させ、窒素代謝産物の排泄を増加させる、③糸球体内圧の上昇が長期間持続することは糸球体の荒廃をまねき、濾過機能が障害される、という理由で、腎機能低下を助長する可能性がある。腎機能が低下した患者では、低たんぱく食にすることにより、糸球体内圧の上昇と糸球体濾過量の増加を抑制して、残存糸球体の機能低下を遅らせることができる。

3)× 食塩摂取量は、6/日未満とする。食塩摂取を制限する理由は、Na、水分の貯留を抑制するためである。過剰なNaは体液量を増加させ、糸球体内圧を上昇させて腎機能低下を助長する。

4)○ CKD診療ガイド2012(日本腎臓学会)では、CKDの病期を糸球体濾過値とアルブミン尿の有無で2次元表記している。糸球体濾過値による分類はG190≧)、G26089)、G3a4559)、G3b3044)、G41529)、G5(<15)の6段階に分類されている。以前の分類ではステージ1(≧90)、ステージ26089)、ステージ33059)、ステージ41529)、ステージ5(<15)である。G5であっても、ステージ5であっても、判定基準は15//1.73m2未満である。

5)× 2013年のデータ(「我が国の透析療法の現況2012」日本透析医学会)によると、透析療法の新規導入の原疾患の第1位は、糖尿病腎症(43.8%)である。続いて、慢性糸球体腎炎(18.8%)、腎硬化症(13.0%)である。毎年、日本透析医学会のホームページに報告されているので、自分で確認してみよう。

正解 (4


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# by kanri-kokushi | 2014-12-15 13:43 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)
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