管理栄養士国家試験問題を徹底解説します
by kanri-kokushi
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臨床栄養学

25(追加)-133 大量コルチゾール投与による副作用である。誤っているのはどれか。
(1)白内障
(2)骨粗鬆症
(3)糖尿病
(4)高血圧
(5)やせ

(1)〇 コルチゾール(副腎皮質ホルモン)の副作用として、白内障がある。
 コルチゾールが原因で引き起こされる白内障をステロイド白内障という。コルチゾールが白内障を起こすメカニズムは不明であるが、コルチゾールが水晶体の抗酸化能が低下させ、水晶体たんぱく質が酸化的修飾を受けて白濁することが原因であると考えられている。

(2)〇 コルチゾールの副作用として、骨粗鬆症がある。
 コルチゾールは、腸管でのCa吸収を抑制し、腎でのCa再吸収を抑制する。その結果、低Ca血症になる。その結果、二次性副甲状腺機能亢進症を引き起こし、副甲状腺ホルモン(パラソルモン)の分泌が亢進する。副甲状腺ホルモンは、骨からのCaの動員を増加させ、骨粗鬆症を引き起こす。また、コルチゾールは、直接骨組織に対して作用し、骨芽細胞の活動を抑制し、破骨細胞の活動を亢進させることも、骨粗鬆症の原因になる。

(3)〇 コルチゾールの副作用として、糖尿病がある。
 コルチゾールは、四肢の骨格筋のたんぱく質を分解し、肝臓における糖新生を促進する。その結果、血糖値は上昇する。また、コルチゾールはインスリン作用に拮抗し、インスリン抵抗性を引き起こすので、糖尿病が出現する。

(4)〇 コルチゾールの副作用として、高血圧がある。
 コルチゾールは、糖質コルチコイドであるが、弱いながら電解質コルチコイドの作用がある。大量のコルチゾールを投与した場合は、電解質コルチコイドの作用であるNa+再吸収とK+排泄が促進し、体液量が増加する。その結果、心拍出量が増加し、血圧が上昇する。

(5)× コルチゾールの副作用として、中心性肥満がある。
 副腎皮質ホルモンは、四肢の脂肪組織の中性脂肪分解と骨格筋タンパク質の分解を促進してエネルギー源の供給を増やす。このため、四肢は痩せて細くなる。一方、体幹部の皮下脂肪は蓄積するので、中心性肥満となる。特に、肩から背中にかけての皮下脂肪が過剰に蓄積した状態をBuffalo hump(水牛の背中のこぶ)という。

その他のコルチゾールの副作用として、胃潰瘍、満月様顔貌、多毛症、座瘡、無月経、浮腫、感染症増悪などがある。

正解(5)

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# by kanri-kokushi | 2014-08-18 14:08 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-132 栄養障害患者に対して高カロリー輸液を施行し、1週間後にモニタリングを行った記述である。正しいものの組合せはどれか。
a クレアチニン身長係数が65%の時は、アミノ酸の投与不足を疑う。
b 窒素出納値が-3g/日の時は、アミノ酸の投与不足を疑う。
c 呼吸商が0.7の時は、エネルギー投与不足を疑う。
d 重炭酸イオン濃度が低下するときは、亜鉛欠乏症を疑う。
(1)aとb(2)aとc(3)aとd(4)bとc(5)cとd

a× クレアチニン身長係数が65%の時は、もともと骨格筋量が不足していたことを疑う。
 クレアチニン身長係数は、尿中クレアチニン排泄量を標準クレアチニン排泄量で除したものである。尿中クレアチニンは、骨格筋に由来するので、クレアチニン身長係数は、骨格筋量を反映する静的栄養指標である。60~80%が中等度栄養障害、60%以下が高度栄養障害と判定する。高カロリー輸液を1週間行っても骨格筋量に大きく変化しないので、これは治療前にエネルギー不足が存在し、そのために骨格筋量が減少していたと考える。

b〇 窒素出納値が-3g/日の時は、アミノ酸の投与不足を疑う。
 窒素出納値は、摂取したたんぱく質に含まれる窒素の量から尿中に排泄された窒素を引いて求める。体内で合成されるたんぱく質量と分解されるたんぱく量の差を意味しているので、負の値なっているということは、合成より分解が亢進している状態、すなわち異化が亢進している状態を表している。エネルギー不足でもたんぱく質の異化は亢進するが、高カロリー輸液を行っているので、エネルギー不足はないと考えると、たんぱく質の異化が亢進するのは、アミノ酸の投与不足を疑う。

c〇 呼吸商が0.7の時は、エネルギー投与不足を疑う。
 エネルギー源のほとんどが糖質になると呼吸商は1.0に近づく。呼吸商が0.7ということは、エネルギー源のほとんどが脂質であるということである。高カロリー輸液には糖質が含まれているので、呼吸商が低下する原因は、体脂肪の燃焼である。体脂肪が燃焼するということは、エネルギー投与不足ということである。

d× 重炭酸イオン濃度が低下するときは、ビタミンB1不足を疑う。
 重炭酸イオンは、体液の酸塩基平衡の調節の主役である。体内で酸が産生されると、重炭酸イオンが中和して、水と二酸化炭素ができ、二酸化炭素は肺から排泄される。血中重炭酸イオン濃度が低下するということは、酸を中和するために消費されていると考える。つまり、アシドーシスの存在を疑う。高カロリー輸液中のアシドーシスの原因として、ビタミンB1不足による乳酸アシドーシスを、まず疑う必要がある。

正解(4)

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# by kanri-kokushi | 2014-03-28 17:22 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-131 経腸栄養剤に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 成分栄養剤の浸透圧は、半消化態栄養剤と比べて低い。
b 肝硬変患者の経腸栄養剤は、分枝(分岐鎖)アミノ酸が強化されている。
c 標準的半消化態栄養剤のNPC/N比は、150~200kcal/ℊである。
d 免疫栄養機能を有する経腸栄養剤は、n-6系多価不飽和脂肪酸が強化されている。
(1)aとb(2)aとc(3)aとd(4)bとc(5)cとd

a× 成分栄養剤の浸透圧は、半消化態栄養剤と比べて高い。
 半消化態栄養剤の窒素源がカゼインであるのに対し、成分栄養剤の窒素源は結晶アミノ酸である。このため、成分栄養剤の方が、浸透圧が高い。

b〇 肝硬変患者の経腸栄養剤は、分枝(分岐鎖)アミノ酸が強化されている。
 芳香族アミノ酸は、主に肝臓で代謝されるが、肝臓の代謝機能低下により、血中濃度が増加する。一方、分岐鎖アミノ酸は、主に骨格筋で代謝されるが、エネルギー消費増大に伴う異化の亢進により、血中濃度が低下する。その結果、フィッシャー比(分岐鎖アミノ酸/芳香族アミノ酸のモル比)が低下する。これを補正するために、分岐鎖アミノ酸含量を増やしている。肝硬変患者への分岐鎖アミノ酸投与は、筋たんぱく質の合成促進と崩壊抑制作用、アミノ酸インバランスの是正による肝性脳症の改善作用、血清たんぱく質の増加作用、末梢組織でのアンモニア処理促進作用が期待できる。

c〇 標準的半消化態栄養剤のNPC/N比は、150~200kcal/ℊである。
 腎不全でたんぱく質制限が必要な場合は、NPC/N比を300~500とする。外科領域では、たんぱく質必要量が増加するために、NPC/N比を100~150とする。

d× 免疫栄養機能を有する経腸栄養剤は、アルギニン、グルタミン、n-3系多価不飽和脂肪酸、核酸などが強化されている。
 グルタミンは、非必須アミノ酸であるが,病気,外傷,手術時には需要が高まっている。また、グルタミンは、腸管粘膜のエネルギー源で、腸管バリア機能を維持すると考えられている。n-6系多価不飽和脂肪酸は、アラキドン酸の材料になるので炎症を助長する可能性があるが、n-3系多価不飽和脂肪酸は、炎症を抑制する。

正解(4)

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# by kanri-kokushi | 2014-03-28 11:47 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-130 経腸栄養法の適応である。正しいのはどれか。
(1)下部消化管完全閉塞
(2)下部消化管出血
(3)難治性下痢症
(4)クローン病
(5)多臓器不全

 経腸栄養法は、経口摂取だけでは必要なエネルギーと栄養素を投与できない場合に適応になる。その際、消化管を安全に使用できることが条件になる。消化管を安全に使用できない場合は、施行すべきでない。

(1)× 下部消化管が完全閉塞しているときに経腸栄養法を実施すると、栄養剤が逆流し、嘔吐や誤嚥が起こるので施行すべきでない。

(2)× 下部消化管出血は、出血の原因と程度にもよるが、重症の場合、経腸栄養法が出血を悪化させる可能性がある場合は施行すべきでない。

(3)× 難治性下痢症がある場合、重症度にもよるが、経腸栄養剤が下痢を助長する可能性がある場合は施行すべきでない。

(4)〇 クローン病では、急性期かどうか、重症かどうかによるが、経腸栄養法による寛解導入効果があることがわかっているので適応になる。

(5)× 多臓器不全では、消化管の消化吸収機能も低下していることが考えられることから施行すべきでない。

正解(4)

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# by kanri-kokushi | 2014-03-27 08:58 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-129 経腸栄養に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は、用いられない。
(2)下痢は、頻度の高い合併症である。
(3)食道閉鎖を合併している場合には、提供されない。
(4)消化を必要としない。
(5)胃瘻にすると、経口摂取はできない。

(1)× 経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は、用いられる。
 経腸栄養剤の投与経路には、経口投与、食道投与、胃投与、空腸投与がある。4~6週間以内の短期間であれば、経鼻チューブが利用できるが、長期間に及ぶことが予想される場合は、胃瘻や腸瘻を造設する。PEGは、経腸栄養法を行うための胃瘻の造設方法の1種である。

(2)〇 下痢は、頻度の高い合併症である。
 経腸栄養剤は、一般に浸透圧が高いことから、小腸粘膜を刺激し、下痢を起こすことが多い。下痢が起こった場合は、栄養剤を希釈するか、投与速度を遅くすることで対応する。

(3)× 食道閉鎖を合併している場合でも、提供できる。
 胃瘻造設で提供できる。

(4)× 経腸栄養剤の種類によって、消化を必要とするものある。
 経腸栄養剤には、濃厚流動食、半消化態経腸栄養剤、消化態経腸栄養剤、成分栄養剤がある。濃厚流動食は、完全な消化機能が必要である。

(5)× 胃瘻があっても、経口摂取はできる。
 胃瘻を造設していて、病気の経過により経口摂取が可能になったとしても、経口摂取だけで必要エネルギーを確保できない場合は、経腸栄養法と経口栄養法を併用してもよい。

正解(2)

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# by kanri-kokushi | 2014-03-26 13:39 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-128 疾患と食事療法の組合せである。正しいのはどれか。
(1)ガラクトース血症 - 果糖摂取制限
(2)慢性腎不全(血液透析) - 水分摂取制限
(3)心不全 - 糖質摂取制限
(4)慢性肝炎 - たんぱく質摂取制限
(5)高血圧症 - カリウム摂取制限

(1)× ガラクトース血症 - 乳糖摂取制限
 ガラクトース血症は、ガラクトース-1-リン酸ウリジルトランスフェラーゼの欠損により、血液中のガラクトース-1-リン酸濃度が上昇する疾患で、嘔吐、下痢、黄疸、肝硬変、白内障、知能障害などが出現する。ガラクトースは、二糖類である乳糖(ラクトース)の構成成分なので、食事療法では乳糖摂取制限を行う。

(2)〇 慢性腎不全(血液透析) - 水分摂取制限
 血液透析を行っている慢性腎不全患者では、体内に蓄積した水分を透析液に陰圧をかけることにより除水を行う。短時間に多量の水分を除去すると不均衡症候群が起こるので、透析間の水分の蓄積を一定の範囲内にコントロールする必要がある。そのため水分摂取制限が必要になる。

(3)× 心不全 - 塩分摂取制限
 心不全では、レニン・アンギテンシン系の亢進により、体液量が増加している。体液量が増加すると、心臓への静脈還流量が増加するので、さらに心臓に負担をけることになり、心不全が悪化する。体液量は、体内のNa量によって決められることから、食事療法では、体液量が増えないように、塩分摂取制限を行う。

(4)× 慢性肝炎 - バランスのとれた食事
 従来、慢性肝炎の食事療法として、高エネルギー・高たんぱく食が推奨されてきた。しかし、これは食糧事情が悪かった時代の名残で、現在では日本人の食事摂取基準に準じて、バランスのとれた食事が推奨されている。非代償期肝硬変になり、高アンモニア血症や肝性脳症など肝不全の症状がある場合は、アンモニアの発生を抑制するために、たんぱく質摂取制限が必要になる。

(5)× 高血圧症 - 塩分摂取制限、K摂取推奨
 塩分の過剰摂取は、血圧の上昇をもたらすので、食事療法では塩分摂取制限を行う。Kには、Na排泄促進作用、交感神経抑制作用、血管拡張作用などを介して血圧低下作用があることから、K摂取が推奨される。日本人の食事摂取基準では、高血圧予防の観点からみた望ましい摂取量を3,500㎎/日としている。

正解(2)

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# by kanri-kokushi | 2014-03-26 13:20 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-127 食事療法に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)七分粥食は、重湯が7割、全粥が3割である。
(2)無菌食は、感染症患者に用いられる。
(3)多価不飽和脂肪酸の多い食事は、胆石症に用いられる。
(4)頻回食は、胃切除後に用いられる。
(5)低エネルギー食は、腎臓病に用いられる。

(1)× 七分粥食は、重湯が3割、全粥が7割である。
 ちなみに、全粥は、米の5倍量の水で炊いたものである。五分粥食は、重湯が5割、全粥が5割、三分粥食は、重湯が7割、全粥が3割である。重湯は、米の10倍量の水で炊いた粥の上澄み液のことである。

(2)× 無菌食は、感染症患者に用いられる。
 無菌食は、骨髄移植患者など、免疫能が低下している患者に用いられる。

(3)× 適当量の多価不飽和脂肪酸を含む食事は、胆石症に用いられる。
 胆石症の発作期は、1~2日絶食とし、静脈栄養を行う。疼痛に対して、鎮痙剤、鎮痛剤を投与する。症状が治まれば、糖質中心の流動食から開始し、少量・分割食とする。回復期には、低脂肪食(30ℊ/日以下)とし、胆嚢収縮を抑制し、疝痛発作の誘発を防止する。胃酸分泌を刺激するアルコール、カフェイン、炭酸飲料、香辛料などは控える。エネルギー、たんぱく質は日本人の食事摂取基準を目安にする。寛解期には、暴飲・暴食をさけ、規則正しい食生活を心がける。極端な脂肪制限は、脂溶性ビタミンの不足を引き起こし、胆嚢収縮抑制による胆嚢内の胆汁停滞を促進するので、適量の脂質(エネルギー比20~25%)を摂取する。コレステロール、動物性脂肪の過剰摂取は控える。不飽和脂肪酸の多い植物油には、コレステロール生成抑制作用があるので、適当量摂取する。血清コレステロール低下作用と便秘改善作用を期待して、食物繊維を多くする。

(4)〇 頻回食は、胃切除後に用いられる。
 ダンピング症候群を予防するために、少量頻回食とする。胃切除後には、ダンピング症候群が出現する。早期ダンピング症候群は、食物が直接空腸に流入することにより、高浸透圧刺激と急激な拡張刺激による神経内分泌反応を引き起こす。食後10~30分後に腹痛、悪心、嘔吐、腹鳴、下痢などの腹部症状、動悸、発汗、冷や汗、めまい、呼吸困難、失神などの全身症状が出現する。晩期(後期)ダンピング症候群は、糖質の急速な吸収により、高血糖(1時間以内)が出現し、その後のインスリン過剰分泌による反応性低血糖が引き起こされる。食後90分~3時間後に、脱力感、めまい、冷や汗、動悸、手の震え、意識障害など低血糖症状が出現し、30~40分持続する。

(5)× 低エネルギー食は、腎臓病に用いられる。
 腎臓病食の原則は、高エネルギー低たんぱく食である。ただし、現在のガイドラインでは、摂取エネルギーは、「日本人の食事摂取基準と同一」とされている。

正解(4)

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# by kanri-kokushi | 2014-03-19 15:03 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-126 傷病者に対する栄養ケア計画に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)生活習慣病の患者には用いられない。
(2)栄養ケアの評価時期を決定する。
(3)医療者の決定する目標は、短期目標に限定する。
(4)栄養補給計画に静脈栄養は含めない。
(5)栄養必要量の算定には、患者の侵襲係数は用いない。

(1)× 生活習慣病の患者にも用いられる。
 栄養ケアは、すべての傷病者の治療の基本になるものである。

(2)〇 栄養ケアの評価時期を決定する。
 栄養ケアの流れは、栄養スクリーニング→栄養アセスメント→栄養ケア計画→実施→モニタリング→評価→栄養ケア計画の見直し、である。まず、栄養スクリーニングにより問題点をリストアップし、栄養アセスメントにより問題点の状況を把握、ケアの要否、優先順位などについてアセスメントを行う。次に、栄養アセスメントに基づいて栄養ケア計画を立て、実施する。次に、実施した栄養ケアの効果を検証するためにモニタリングを実施し、その結果の評価に基づいて栄養ケア計画の見直しを行う。この一連の流れを、どのようなスケジュールで実施するかを決めることも、栄養ケア計画に含まれている。

(3)× 医療者の決定する目標は、短期目標と中長期目標が含まれる。
 中長期目標は、傷病者が将来的にあるべき姿を具体的に記載するものである。通常6か月後~1年後程度を想定して決める。短期目標は、中長期目標を達成するために、必要なことをブレイクダウンして記載する。通常1か月程度を想定して決める。

(4)× 栄養補給計画に、静脈栄養を含めることもある。
 栄養補給計画には、経口栄養、経腸栄養、静脈栄養が含まれ、傷病者の消化吸収機能障害の程度に応じて選択する。

(5)× 栄養必要量の算定には、患者の侵襲係数を用いる。
 栄養必要量を求める式は、以下のとおりである。
 栄養必要量=基礎代謝量×活動係数×侵襲係数(ストレス係数ともいう)
 侵襲係数は、手術、褥瘡、外傷、ステロイド使用、熱傷、感染症などの有無により決める。

正解(2)

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# by kanri-kokushi | 2014-03-19 09:00 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-125 臨床検査項目と健常者の値の組合せである。正しいのはどれか。
(1)血中赤血球数 - 260×104/μℓ
(2)血清クレアチニン値 - 2.0㎎/㎗
(3)血清アルブミン値 - 4.0ℊ/㎗
(4)血清ナトリウム値 - 120mEq/ℓ
(5)血中重炭酸イオン濃度 - 18mEq/ℓ

(1)× 基準値は、男性410~530×104/μℓ、女性380~480×104/μℓ

(2)× 基準値は、男性0.6~1.0㎎/㎗、女性0.5~0.8㎎/㎗

(3)〇 基準値は、3.9~4.9ℊ/㎗

(4)× 基準値は、135~147mEq/ℓ

(5)× 基準値は、22~26mEq/ℓ

正解(3)

なんてくだらない問題だろう。単なる記憶を試す問題で、しかも、記憶することの意味がほとんどない知識の記憶を求めている。解答者の勉強の何の足しにもならない問題だ。

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# by kanri-kokushi | 2014-03-18 18:10 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)

臨床栄養学

25(追加)-124 身体の栄養状態を調べる方法に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a DEXA(dual energy X-ray absorptiometry)は、エネルギー消費量を測定する。
b BIA(bioelectrical impedance analysis)は、体脂肪率を測定する。
c CT(computed tomography)は、体脂肪の分布状態を調べる。
d MRI(magnetic resonance imaging)は、たんぱく質の摂取量を調べる。
(1)aとb(2)aとc(3)aとd(4)bとc(5)cとd

a× DEXA(dual energy X-ray absorptiometry)は、骨量を測定する。
 DEXAは、2種類のX線の吸収率の差から、骨量を測定する方法である。エネルギー消費量は、呼気分析による間接カロリー計や二重標識水法(double labeled water method)で測定する。

b〇 BIA(bioelectrical impedance analysis)は、体脂肪率を測定する。
 脂肪組織は、筋肉組織に比べて水分が少ないことから、電流と通した時の抵抗が大きい。BIAは、体に微弱な電流を流して、抵抗を測定することにより体脂肪量を測定する。

c〇 CT(computed tomography)は、体脂肪の分布状態を調べる。
 CTは、X線を使って体の断面を見る方法である。よって、内臓脂肪が多いとか、皮下脂肪が多いとか、体脂肪の分布状態を調べることができる。

d× MRI(magnetic resonance imaging)は、体脂肪の分布状態を調べる。
 MRIは、磁気を使って体の断面を見る方法である。よって、CTと同様に、内臓脂肪が多いとか、皮下脂肪が多いとか、体脂肪の分布状態を調べることができる。たんぱく質摂取量は、尿中尿素窒素排泄量を測定することによって調べることができる。

正解(4)

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# by kanri-kokushi | 2014-03-18 17:49 | 第25回(追加)国家試験 | Trackback | Comments(0)
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