NAGASAKA HomePage
カテゴリ
以前の記事
2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2016年 12月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 03月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 08月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 05月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 02月 2008年 12月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 最新のコメント
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
30-38 呼吸器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。 (1)左肺は、上葉、中葉、下葉からなる。 (2)横隔膜は、呼気時に弛緩する。 (3)内呼吸は、肺胞で行われるガス交換である。 (4)血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を高める。 (5)肺活量は、残気量を含む。 (1)× 左肺は、上葉、下葉からなる。 左肺は上下2葉、右肺は上中下3葉である。胸部左側には心臓があるので、その分右肺より左肺がやや小さいので上下2葉で足りると覚えておこう。 (2)〇 横隔膜は、呼気時に弛緩する。 横隔膜は、膜という名前がついているが、実態は骨格筋である。胸部と腹部の境界にあって、上に凸のドーム状の形をしている。筋線維は中心から放射状に配列しているので横隔膜が収縮すると、ドームの高さが低くなり、弛緩すると腹圧により押し上げられてドームは高くなる。ドームの高さが低くなると胸郭の容積が大きくなるので、胸腔内の圧量が低下する。その結果、大気圧により肺が押し広げられ、空気が肺胞に入って来る。つまり、横隔膜が収縮すると、吸気(空気を吸い込む)が起こる。逆に、横隔膜が弛緩すると、ドームは高くなり、胸郭の容積が小さくなるので、肺胞の空気は押し出される。すなわち、呼気が起こる。 (3)× 外呼吸は、肺胞で行われるガス交換である。 内呼吸は、体内の組織において、細胞が周囲の体液から酸素を取り込み、二酸化炭素を放出することをいう。これに対し、肺胞において、外気から血液中に酸素を取り込み、血液中の二酸化炭素を外気中に放出することを外呼吸という。 (4)× 血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を低下させる。 ヘモグロビンは、肺で酸素と結合し、組織で酸素を放出する。言い換えると、ヘモグロビンの酸素結合能力は、肺で高まり、組織で低下する。ヘモグロビンの酸素結合能力に影響する要因として、二酸化炭素分圧、pH、温度の3つが重要である。肺では、ガス交換により二酸化炭素分圧は低下し、pHは上昇し、温度は低下する。この時、ヘモグロビンの酸素結合能力は高まる。組織では、細胞の代謝により二酸化炭素分圧は上昇し、pHは低下し、温度は上昇する。この時、ヘモグロビンの酸素結合能力は低下する。 (5)× 肺活量は、残気量を含まない。 肺活量とは、できるだけ深く吸息したあとで最大限に呼息したときに吐き出される空気量で、男性4000~4500㎖、女性3000~4000㎖である。肺活量は、安静時の1回換気量(0.5ℓ)に予備呼気量(1ℓ)と予備吸気量(2ℓ)を加えたものと同じである。残気量(1ℓ)とは、最大呼息時において気道に存在する空気の量で、肺活量と残気量を合わせたものを全肺気量という。 正解(2) ■
[PR]
by kanri-kokushi
| 2016-07-26 16:02
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||