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人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

33-40 生殖器の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

1)卵巣は、卵胞刺激ホルモンを分泌する。

2)子宮は、底部で膣と連続している。

3)子宮内膜の増殖は、エストロゲンで促進される。

4)前立腺は、内分泌腺である。

5)精子は、精嚢で作られる。


×(1)卵胞刺激ホルモンを分泌するのは下垂体前葉である。

 卵胞刺激ホルモンは下垂体前葉から分泌されるホルモンである。卵胞刺激ホルモンは、卵巣の卵胞を刺激して卵胞を成熟させると同時に、卵胞細胞のエストロゲン分泌を促進する。エストロゲンは卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの分泌を負のフィードバックで抑制しているが、一定の濃度を超えると正のフィードバックによる黄体形成ホルモンの急激な分泌増加(LHサージ)を起こす。LHサージがきっかけとなって排卵が起こり、残りの卵胞は黄体となる。黄体は黄体形成ホルモンの刺激を受けてプロゲステロンを分泌する。


×(2)子宮は、子宮頸で膣と連続している。

 子宮は逆三角形の形をしている。上部2/3を子宮体とう。子宮体の上端の幅広い部位を子宮底といい、両サイドは卵管につながっている。子宮の下部1/3を子宮頸という。子宮体と子宮頸の境界のくびれている部位分を子宮峡部という。子宮の内腔と膣は子宮頸管でつながっている。子宮頸の下端で膣の中に突き出ている部分を子宮膣部という。


○(3)子宮内膜の増殖は、エストロゲンで促進される。

 月経のあと、卵胞刺激ホルモン作用で成熟する卵胞から分泌されるエストロゲンの作用で子宮内膜は増殖する。卵巣の卵胞期に対応した期間を子宮の増殖期という。排卵後は、黄体から分泌されるプロゲステロンの作用で増殖した内膜が維持され、受精卵の着床に備える。卵巣の黄体期に対応した期間を子宮の分泌期という。


×(4)前立腺は、内分泌腺である。

 前立腺は、射精時に尿道に粘液を分泌する外分泌腺である。


×(5)精子は、精巣で作られる。

 精子は、精巣の精細管の中で作られる。精嚢は射精時に尿道に粘液を分泌する外分泌腺である。精嚢の導管は、精管が尿道に合流する手前で精管に合流する。精管と精嚢の導管が合流して尿道に合流するまでの間を射精管という。


正解(3


by kanri-kokushi | 2023-01-12 16:49 | 第33回国家試験 | Comments(0)