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看護師国家試験徹底解説

●骨髄移植

・種類

  同種移植:ヒト白血球抗原(HLA)が適合していることが条件

  同系移植:一卵性双生児

  自家移植:自分の造血幹細胞を移植

・前処置

  骨髄破壊的移植:腫瘍細胞を根絶し、造血機能を破綻させて拒絶反応を予防するために大量の抗がん薬と全身放射線照射を行うこと

  骨髄非破壊的移植:腫瘍細胞の根絶はGVTに期待して前処置を弱めてリスクを軽減すること

・骨髄の採取:手術室において全身麻酔下で採取

・移植:無菌室で静脈ラインより輸血バックで輸注。骨髄生着後十分な血液細胞が産生されるまで約1か月かかる。骨髄抑制が持続するので感染の予防のため無菌室で処置し、抗菌薬を投与する。

・移植片対宿主病(GVHD、graft-versus-host disease):ドナーのT細胞が正常組織を攻撃すること。予防のため免疫抑制薬を投与する。

・移植片対腫瘍効果(GVT、graft-versus-tumor):ドナーのT細胞が腫瘍細胞を攻撃すること


114AM-84 同種造血幹細胞移植の前に行われる全身放射線照射の目的はどれか。2つ選べ。

(1)感染の予防

(2)拒絶反応の防止

(3)抗癌薬の活性化

(4)腫瘍細胞の根絶

(5)移植片対宿主病(GVHD)の予防

×(1)感染の予防(無菌室での処置、抗菌薬の投与)

○(2)拒絶反応の防止

×(3)抗癌薬の活性化

○(4)腫瘍細胞の根絶

×(5)移植片対宿主病(GVHD)の予防(移植後に免疫抑制薬を投与)


98AM-59 同種骨髄移植で正しいのはどれか。

(1)提供者とのABO式血液型の一致が条件である。

(2)手術室において全身麻酔下で移植される。

(3)免疫抑制薬を用いる。

(4)骨髄生着後は感染の危険性がなくなる。

×(1)提供者とのABO式血液型の一致が条件である。(ヒト白血球抗原(HLA)が適合していることが条件)

×(2)手術室において全身麻酔下で移植される。(ドナーの骨髄採取は手術室において全身麻酔下で採取されるが、移植は前処置を行った無菌室で静脈ラインより輸血バックで輸注する)

〇(3)免疫抑制薬を用いる。(GVHDの予防)

×(4)骨髄生着後は感染の危険性がなくなる。(生着後約1か月は骨髄抑制が持続する)



by kanri-kokushi | 2026-02-23 10:36 | 看護師国家試験(血液) | Comments(0)